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【日本人の特権】サイドFIREのメリット・デメリットを考察

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【日本人の特権】サイドFIREのメリット・デメリットを考察

サイドFIREとは?

ちょっと働いて、あとは自由に生きるのがサイドFIREです。完全なリタイアではなく、生活費の一部を労働によってまかなうこで「より少ない資産」で、「より早く」FIREを達成できるという考え方。FIREはハードル高いけど、サイドFIREなら実現可能性はグッと高くなります。

サイドFIREに必要な資産・労働量

FIREと比べた必要資産

生活費と、サイドFIRE後にどれだけ働くかによります。私がサイドFIREする場合は以下のようになります(3人家族なので生活費が高いです。。。)。

生活費25万円=労働収入10万円+資産収入15万円

この労働収入分が、FIRE時の必要資産を減額できます。私の場合は、3%の運用を考えていますので、ざっくり4,000万円の資産が減額できます。

サイドFIRE後の労働量

上述した私の例でいくと、時給1,000円だとした場合、
100,000円(必要労働収入)÷1,000円(時給)=100時間

アルバイトの時給で考えると意外と働かないといけませんね。。。しかし、週3日のパート勤務とかで十分な金額ではないでしょうか。

こうした点を踏まえ、サイドFIRE後にどれくらい働けるかということを検討する必要があります。

サイドFIREのメリット・デメリット

サイドFIREのメリット5選

①短期間でFIRE生活に入れる

最大の魅力はやっぱこれですね。「あと20年でFIRE達成……」と計算すると果てしないですけど、5~10年であれば頑張れますよね。そのうえ、若いうちにFIREを達成できると、体力や時間がある分その後の可能性も高まります。

②収入が少なくても達成しやすい

日本でFIREした方をみると皆さん揃って高収入です。まだ日本ではFIREの文化が走りだしたばかりのなので、こうした短期間で蓄財できる方に限られています。一方で我々のような庶民は、なかなか5千万~1憶円を貯めるのはかなり難しいです。一生かけても達成できない可能性もあります。そこで検討したいのが、サイドFIREです。生活費が低く、目標資産が少なければ、現在の収入が少なくても到達速度が早くなります。

③用意しなければいけない金融資産の金額が激減

サイドFIREなら必要な資産額が激減します。以下は、目標資産額を年利4%(税引後)の運用で計算した例になります。

①生活費240万円(月20万円)→6,000万円
②生活費360万円(月30万円)→9,000万円
③生活費480万円(月40万円)→1億2,000万円

これらのうち「半分」を労働で稼げるということになると、目標資産額は半分になります。

①生活費240万円(月20万円)の半分→3,000万円
②生活費360万円(月30万円)の半分→4,500万円
③生活費480万円(月40万円)の半分→6,000万円

これなら達成できそうですね。

④緊急時に金融資産を使わないという選択肢が持てる

FIRE後の生活は、FIRE直後の株式市場の動向に大きく影響されます。万が一、FIRE直後に暴落相場があった場合、資産のみの完全FIREよりも、労働収入がある分影響は少ないです。サイドFIREは資産部分が少ないですし、資産収入減の分は労働時間を増やして補うことができるためです。

⑤適度な労働は心身ともに良い

最後は、労働そのもののメリットですね。適度な労働のメリットは、やりがい・充実感、人・社会との繋がり、身体・脳を動かすことによる健康への好影響などが考えられます。過度なストレス、肉体疲労は問題ですが、サイドFIREであればそこまで追い込まれることはない(避けられる)と思います。

FIREの成功確率を上げるという意味でも、人生にほどよいスパイスをもたらすという意味でも、サイドFIREにはやはり一定のメリットがありそうですね。

サイドFIREのデメリット5選

①達成しても労働する必要がある

全く働かずに悠々自適に暮らすことが目的であれば、サイドFIREはオススメできません。仕組み上、一生労働しなければならない可能性も考えておかなければなりません。例えば、生活費をバイトで稼いでいるとなると、このバイトに行かないと生活ができないという状況ですので、FIRE前の仕事から逃れられないといった点はクリアできていません。

②働けなくなった時に資産が大きく減る

フルFIREした人は例え病気になったとしても収入が変わることはありません。しかし一部でも労働から収入を得ていると、働けなくなった分だけ収入が減ってしまいます。
※これを書いている現在も、コロナの影響で多くの接客業などのバイト・パートのシフトがえました。そうなると資産を取り崩すしかなくなるので、そのタイミングで大きく資産が減ってしまいます。

③相場の暴落等で資産収入が減ると生活水準が下がる

FIRE自体のデメリットですが、相場が暴落した場合、資産収入分が激減するので、生活水準を下げざるを得ません。私の例ですと15万円の資産収入が7.5万円まで下がってしまいます(収入が配当メインであればもう少し減額幅はマイルドになりますが)。また、メリット④の裏返しでもありますが、最悪の場合、フルタイム労働に戻る必要が出てくるかもしれません。

④年金額が減る

皆さんご存じの通り、年金の支給額は納めた期間で決まります。サイドFIREにより仕事を辞めると退職以降は年金を納めないことになるため、老後に支給される年金額が満期まで納めていた人に比べると減少してしまいます。人生100年時代では、長生きリスクを考えると少し不安材料になります。

⑤社会的な立場(地位)は低い

社会的な立場としては、積極的な活動をしない場合、周囲からニートのような扱いを受ける可能性があります。大企業出身の方であれば、そこがコンプレックスになる可能性もあります。

【まとめ】日本はサイドFIREに向いている

サイドFIREのメリット・デメリットを見てきましたが、サイドFIREの達成に当たって、日本は恵まれています。日本では最低限のインフラや法制度が整っており、収入が少なくなくなっても一定の生活水準は保たれます。さらに、日本は少子高齢化社会に向かっていますので、ニューズでよく耳にするように人手不足が問題となっていますので、働きたいときに全く働き口がないということは考えにくいです。ある程度の体力と健康な体さえあれば、生活に困窮するリスクが低いと思います。だからこそ、仕事選びに金銭的な要素を外せる「サイドFIRE」は、日本では適した考え方であると思います。